「この顔と生きるということ」
岩井建樹著 朝日新聞出版より 7月19日より発売になりました
(^人^)
ルポは、家族写真のアルバムをきっかけに始まります。
著者の長男さんには見た目の症状があります。
著者は思いました。当事者の人たちはどんな困難に直面して、どう対処しているのか、
そして彼ら・彼女らは幸せをつかむことができているのか、知りたい……!
そこから、「見た目問題」をたどる旅が始まります。
この本を読んでいて、私特有の感覚だと思いますが、
まるで岩井さんとご一緒に
当事者や、その人と共に暮らす人たちのもとに、
お話しを聞きにいっているような感覚になりました。
とっても読みやすいです。
章の間々にある、「取材を終えて」の部分にもグッときます。
話しを聞き終わったあと、立ち寄った個室のカフェのようなところ(プライバシーが確保された場所でありつつ寛ぐ空間で)で、
温かい飲み物を飲みつつ、
「こんなふうに考えたんだよぉ」
と、岩井さんの話しを聞いているみたい。
とっても自然体な本です。
私は最初、読み始めるにあたり、とっても緊張しました。
なぜかというと、自分のことを書籍に記されているという緊張もあるし、
他の人たちの思いも書かれているからです。
ドキドキしました。
ですが、本の扉を開けてみると、その緊張とは裏腹に登場する人たちや、岩井さんの自然体な空気に救われました。
元気がなくなったとき、この本を開こうと思います^^
そういう一冊です(^人^)
この本は、Amazon、お近くの書店でもお求めいただけます。お近くの書店でお取扱いがない場合は、お取り寄せも可能と思われます。
書店スタッフさんまでお問い合わせください。