2017年2月5日(日)
ー「溶け合わせるファッション」から、「際立たせて魅せるファッション」へ ー
2月5日(日)チバリアフリー2017に、「テンボ」というブランドのファッションモデルとして出場させていただきました!m(_ _)m
今回、私の親愛なる先輩、石井更幸さん(この方もアルビノの当事者)が撮影してくださった
私とちひろちゃんの写真が、
表情豊かに鮮やかに、生き生きと描写されていたので
私からも投稿させていただきます(^人^)☆
私たちアルビノは、先天的にメラニン色素が無い状態で生まれてくるので、「見た目」が白くなります。(※この他にも視力低下や羞明・紫外線に弱いなどがある)
この見た目の白さは、社会的障壁となることも多く、進学や就職の時に壁になることもあります。
街角の、何気なく発せられた心無い言葉で傷つくことさえあります。
私、ファッション大好きです!
高校生のころから(大学時代を除く)20代にかけて、いわゆるギャルファッションに身を包んでいた時代があります。
今から考えると、それが当時の私なりの「生きる術」だったのですね。
ギャルファッションに身を包むと、「髪の毛だけが浮く」ということがなく、全身をうまく調和させることができます。街角でも浮くことはありません。
上手く溶け合わせることができるのですね。
今でもこの技術は大好きです(笑)
これに助けられる日もあります。
それから当事者団体の活動を始め、憧れのファッションショーに出場させていただけることに!
ところがファッションショーで提案されるのは
「この白さを際立たせた魅せるファッション」!!
私が身につけてきた生きる術とは真逆ですね!?(O_o)
今回のファッションショーでは、「テンボ」の世界に私たちアルビノが登場することになります。
鶴田さんからデザイン画をいただいた時には、本当にドキドキしました(≧∇≦)
そして私は、遠方にいたために、
実際のお衣装と対面するのは当日のことになりました!(笑)
今回のショーで、私の大好きな写真、何枚かありますが、
そのうちの1枚、
ランウェイの入り口で、ちひろちゃんと2人で立っている写真。
観に来てくださった皆さんの温かい眼差しが降り注がれた瞬間の写真です。
拒絶されて受け入れてもらえなかった自分の白い色が、
温かく迎え入れられていることに、ちょっと安心しているような、嬉しいような、不思議なような、そんな表情をしています(笑)
大好きなピンク色が、私たちの白さに温かみを与えているように感じました。
白いお衣装に、淡いピンク色のお花柄もさりげなくて素敵でした。
「妖精みたい!」
「素敵なネイル!」
私にも聞こえていました!
お客様の歓声!
今回、「テンボ」の世界に私たちが参加することができて、心より喜びを感じています
(^ν^)
一緒にモデルをすることを引き受けてくれたちひろちゃん、
ギリギリまで可能な対応をしてくださった岩崎さん
細々としたところまで、そしてショーが終わってからも対応してくださった廣田さん・メイクチームの皆様
多くの方が初対面にも関わらず温かく受け入れてくださったモデルの皆様
今回のショーに携わってくださった全ての皆様
そして何より、この貴重なファッションショーの場をくださった鶴田さんに
心から感謝を申し上げます
(^人^)☆
本当にありがとうございました!
ありがとうございました!!
(この一言では足りないぐらいです!)
そしてどうか、このご縁をたいせつにさせてください。
皆様どうぞ、今後ともよろしくお願い申し上げます。